深場の外道




 水深200mの光の量は、海面の1パーセント程度といわれています。更に1000mまで達すると完全に暗黒化するようです。しかし、彼らの目は退化していません。ということは、少ない光の中で、なんでもお見通しというわけです。

こんなは過酷な環境ですが、多くの生物が生存しているそうです。釣りでも狙った魚以外、色々な魚種があがってきます。ここでは深海の代表的な外道を、紹介したいと思います。



どんこ ワキヤハタ
中深場定番のチゴダラ(どんこ)。口から風船ガムみたいなのが膨らんでいますが、水圧から開放された内臓が膨張しているのです。


ワキヤハタ(シロムツ)。アカムツの外道ですが、脂がなく、ヌメリが多い。リリース対象魚です。
ユメカサゴ、ギンメダイ カラスザメ
ユメカサゴ(左)とギンメダイ(右)。ユメカサゴの良型は、脂がついていて煮付けが美味いです。ギンメダイは下のアゴに2本ヒゲが生えています。 カラスザメは、クネクネと巻きついて、後ろの棘で刺そうとするので、直接素手で触れると大変です。上がってきたら即刻、バイバイです。



タチモドキ トウジン
タチモドキ(沖太刀)は初めててみる人は、太刀魚と勘違いすることでしょう。眼球が飛び出るのと、尻尾が2つに割れているところで見分けます。この魚もリリース。この魚はラインの高切れを引き起こす原因となります。


キンメダイやアコウダイが生息する、深めの水深になると、トウジンの登場です。見た目は悪いのですが、鍋が美味しいとのことですが、私は食べません。
ギス スミヤキ
ギスはヌメリが凄い魚です。潮がなくなると、こんな魚が活躍します。カマボコの原料になるそうです。この魚もリリースです。
クロシビカマス(スミヤキ)です。「縄切り」とも呼ばれています。歯が鋭いので、取扱いには注意が必要です。この魚も高切れの原因となりますので、釣れ始めたら要注意。


エチオピア  
 エチオピア(シマカツオ)は、海底から浮いて群れを成します。大量に発生する年があり、これらが釣れ始めると、仕掛けが底に落ちず、釣りになりません。


 








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